本好きの妙な日常話の数々です
暁懐中日記
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愁秋のお題
2007-11-13-Tue  CATEGORY: お題挑戦
タロット企画の前に挑戦していたお題です。企画立ち上がっちゃったので挑戦続ける余裕がなくなってそのまま放置されてた物を発掘してみたり

配布元は『深蒼の』でお世話になった「胡蝶の夢」さまです。

テーマは秋。登場人物は月。そして彼女の女子中時代の先輩である岸本花火という人物です。
とりあえず変な人です。

では、以下からどうぞ。



2、ポプラ並木を二人で
「ねー次の学園祭だけど」
「やりませんから」
一言の発言もさせることなく、月はすっぱり切り捨てた。えーなどと騒ぎだす花火を置き去りに、すたすたと落ち葉の積もる道を歩む。足元から届く、紙が触れ合うようなかさかさという音が耳に心地良い。
「じゃあ白雪姫」
「嫌です」
「じゃあ、眠り姫で」
「小人ならいいですよ」
「何を言ってるの!一年の姫君、黒髪の麗人殿をそんな端役に出来るワケないでしょッ」
眉を釣り上げ胸を反らしもっともらしい事を並べ立てているが、月はすっとその薄墨の眼を細めた。
「自分が楽しみたいだけじゃ?」
「自分も楽しみたいんだよっ」
「威張らないでください」
大体、と呟き髪をかきあげる。絶え間なく降ってくるいつのまにか載っていた黄葉が、かさりと黒髪から零れ落ちた。
幾重にも重なった落葉は、暖かな暖色で地面を染め、ふんわりとした匂いを作り出し、秋を鮮やかに彩っている。
「私はこないだ停学くらったばっかりですよ。これ以上悪目立ちしてどうするんです」
「停学じゃなくて、謹慎でしょ。しかも誤解の、ていうかもういっそ自主的な」
 そう返したものの花火も先日の騒ぎを思い出し、一度口をつぐみ考え込んだ。何もこの少女を追い込みたいわけではないのだ。
「…わかった」
「わかって貰えて嬉しいですよ」
「僕が姫やるからつー子は王子やって!!」
「…何がどうわかったんです、あなたは」



花火さんは基本で人の話聞きませんということで。
停学の詳細は高校編で明かになるはずです。


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